異物混入とDNA鑑定


 ここ数年でよくニュースに取り上げられるようになった製品への異物混入問題。特に消費者の関心が高いのは食品への異物混入ではないでしょうか。

異物混入とDNA鑑定

 近年あった例では、毛髪、虫、絆創膏、金属片など様々なものが食品中から発見され、食の安全や、企業の品質管理体制などがより求められるようになりました。

 これらの中でも、圧倒的に事例が多いのはヒトに由来する異物の混入です。

 製造ラインの自動化が進み、ほぼすべての製造工程を機械が担うようになった現在でも、製造ラインに人の手が関与している限り人に由来する異物混入のリスクは伴います。

 そのリスク回避のために、ヘアーキャップや手袋、マスク装着の徹底、フルオートメーション化、製造ラインに関わる人間の意識改革など、企業では様々な対策がなされ、徹底した品質管理をしています。

 その品質管理においてDNA鑑定は大きな助けの一つになると我々は考えます。

 DNA鑑定は、少量のヒト由来サンプルから個人の識別を行い、性別や血液型の判定が可能です。

 混入した毛髪や爪などから、それが誰に由来する異物なのかを特定し、製造過程におけるどの工程で混入したものなのかを限定することで、迅速な原因究明と適切な対処を行うことが可能となります。

 また、異物が製造の段階で混入したものなのか、販売後に混入したものなのかを特定することで悪質なクレーマーから自社を守ることにもつながります。

 そして当社では、異物混入時のトラブル回避を目的とした試験的なDNA鑑定の協力も実施しています。

 焼く、揚げる、発酵させるなどの加工処理を行う前に混入させた異物と加工処理後に混入させた異物からそれぞれDNA鑑定を実施し、 得られた結果から、実際にトラブルが発生した際に混入時期の特定が可能な食品なのか、どのような結果が得られるのかを判断することできます。

 現在、様々な企業様がすでに試験的なDNA鑑定を実施されています。

 DNA鑑定での異物混入の原因特定は、食品のみに留まりません。 パンフレットや商品ラベルなどの印刷物に付着した血痕や、目薬に入っている不純物など、これら食品以外の異物混入においても混入過程の特定に役立ちます。

異物混入の実例

 実例(異物混入検査)

1. 総菜に混入した毛髪からDNA鑑定ABO式血液型遺伝子検査
2. 揚げ菓子に混入した毛髪からDNA鑑定
3. 発酵食品に混入した毛髪からDNA鑑定
4. パンフレットの付着物から血痕検査DNA鑑定
5. 目薬に混入した不純物(目ヤニと思われるもの)からDNA鑑定

異物混入の費用

 検査の流れと費用(税別)

1. 混入異物からのDNA鑑定

 ⇒性別・DNA型を特定することが可能
 費用:58,000円/検体  納期:2週間前後

2. 対象者のスクリーニング(対象者が複数いる場合)

 ⇒ABO式血液型遺伝子検査によって混入異物の血液型を特定し対象者を絞る
 費用:50,000円/検体  納期:1~2週間

3. 対象者のDNA型を採取し、検査照合

 ⇒異動識別を行い、DNA型が同一か否か判定する

検査対象人数 費 用 単 位 期 間
1~3名 40,000円 1名 1~2週間
4~10名 37,000円 1名 1~2週間
11~20名 34,000円 1名 2~3週間
21名以上 31,000円 1名 お問い合わせ下さい

怪文書とDNA

 怪文書とDNA
 差出人不明の怪文書(誹謗中傷やプライベート暴露の文書)は、大なり小なり様々な企業で抱える問題の一つであると思います。
 その多くが1回では終わらず複数回に及び、そして徐々にエスカレートしていく傾向にあります。
 このような怪文書被害は、社内の風紀や取引先との信頼関係など様々なところに影響を及ぼす可能性があり、迅速に解決すべき問題です。
 このような場面においてもDNA鑑定は差出人の絞り込みや特定に役立ちます。
 怪文書が送付されてくる際に貼付されている切手。
 海綿を用いて切手を濡らすこともあるかと思いますが、切手を舐めて貼り付けた場合、舐めた人間のDNAは切手の貼付部に残り、切手と封筒の間に保存されます。
 唾液は口腔内細胞を多く含んでおり、切手1枚からでも十分にDNAを抽出することが可能となります。
 切手からのDNAの抽出ができれば対象者との照合を行うことで差出人の特定が可能となります。

社内いじめ・嫌がらせとDNA

 社内いじめ・嫌がらせとDNA
 近年は小・中学生や高校生間のいじめ問題が紙面をにぎわしています。
 しかしこれらの問題は子供の学校だけに留まらず大人の社会にも起こっている問題の一つです。
 特に会社内で起こるいじめ問題は(いじめの)対象となった個人の肉体的・精神的負担だけでなく、社員同士の不信感や、モチベーションの低下を招き、企業の生産性を低下させる要因となるでしょう。
 個人に対するいじめ以外にも、社員寮やトイレ、作業場などの共有スペースをたばこの吸い殻や排泄物などで汚す嫌がらせも同様に企業にとって頭を悩ませる種の一つです。
 これらの問題に対する会社の姿勢は、単にその問題を解決するだけに留まらず、再発の防止や、健全な職場環境の提供など、社内外に対するコンプライアンスにも大きな影響を与えます。
 たばこの吸い殻(口腔内細胞)や排泄物など人に由来するものが原因の場合、DNA鑑定を行うことで個人の特定を行い、問題解決のお手伝いを致します。

鑑定事例

鑑定事例

1. 工場内の禁煙である作業場にポイ捨てされたタバコからのDNA鑑定
2. 社員寮の共有スペースに廃棄された排泄物からのDNA鑑定
3. 従業員のペットボトルに混入された尿からのDNA鑑定
4. 駐車場に吐き捨てられた唾からのDNA鑑定

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