双子なのに父親が違うの？父親が異なる双子ちゃんDNA鑑定
「異父重複受精」「異父過妊娠」とは、父親が違う子が同じ母体に宿ることを指します。 一般的には、検査技師などのミスによる場合を「異父重複受精」と呼び、重複性行為などによる場合を「異父過妊娠」と呼びます。
ＤＮＡ鑑定を多く扱う私たちにも、よく似たケースを持ち込まれる事があります。
体外受精（IVF=In Vitro Fertilization）は不妊治療の一つです。
体外受精は、子宮内から取り出した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後に子宮に戻す治療方法です。体外受精にもいくつかの段階や種類があります。
受精後2〜3日ほど体外で培養したのち子宮に戻す「初期胚移植」や、受精卵を凍結させ、ホルモン補充などで母体の子宮内膜を整えてから子宮に受精卵を戻す「凍結胚移植」もあります。
しかし、この検査時に別の誰かの精子が紛れ込むというミスの報告もされています。
国内初の体外受精を実施したスズキ記念病院の鈴木雅洲院長によると、排卵した卵子の寿命は約24時間で「同じ日か翌日に違う男性と性行為したんでしょう」。
また、子宝に恵まれないカップルが体外受精する際、父親の精子に別の誰かの精子が紛れ込んでしまうケースも稀にあるという。
オランダに住むエンジニアの夫と看護婦の妻は不妊治療の末に体外受精を試みました。
その結果、二卵性双生児を宿り、2人の兄弟を出産しました。
しかし、一人は白い肌を持ち、もう一人は褐色の肌を持っていました。
http://www.nbcnews.com/id/9438648/#.WYAsxVVJZhE
そうして、この原因を探る調査が行われ、医師不在のなか、検査を実施した検査技師がピペットワークのミスを認め、父親の異なる2個の受精卵が妻の胎内に着床し、胎児へと育ち、出産となりました。
この、事案は異父重複受精の事例として医学文献に記載され世界中に知れ渡ることとなりました。
異父過妊娠の実例は、法廷にて明かされる場合が、ほとんどです。
米国ニュージャージー州パサイク郡の男性が双生児の養育費を請求された民事訴訟。
2013年1月に出産した双生児のDNA鑑定を行ったところ、男性のDNAが片方の双生児のDNAと一致したため、パサイク郡高等裁判所は男性に1人分の養育費を支払うよう命じました。
養育費を請求した原告の女性は「1週間以内に異なる男性と肉体関係を持った」と法廷で証言しています。
これらの、報告は、ほとんどが肌の色が違う子が生まれ、疑念が生じてからDNA鑑定を行い発覚します。
しかし、日本人同士の場合は、出産しても見た目では判別が困難です。
そんな中、中国で、双子ではなく、ひとり多い“三つ子”のDNA鑑定の結果、子の父親がそれぞれ異なると判定されたケースが報じられました。
中国メディア・網易新聞などによると、このまさかの事態に陥ったのは張さん。これまで“一人っ子政策”を推進してきた中国では、本来ならば多胎児はこの上ない喜びとなるはずだが（※多胎児の場合は対象外になるため。 なお、一人っ子政策は今年廃止が決定した）、張さんの場合はそうではなかった。妻が三つ子を出産した際に、ふたりの子どもの顔が自分や妻とまったく似ておらず、念のためDNA鑑定をしたところ、驚きの事実が発覚したのだ。
DNA鑑定結果では、三つ子のうちひとりは張さんとのつながりが証明されたが、残りのふたりは別の男性の子どもであることが判明。そして追い討ちをかけるように、妻の口から浮気をしていた事実を聞かされるハメになった。
張さんと妻は仕事の関係でしばらくの間別居しており、その期間中に寂しさを感じた妻がネットで知り合った男性と関係を持ってしまったことがすべての発端で、三つ子のうちのふたりはまさに浮気相手との間に生まれた子ども。 しかも、ふたりともそれぞれ別の男性の子どもで、妻は張さん以外に少なくともふたりの男性と関係を持ったことが証明されてしまったわけだ。
とは言え、医師の話によると「こうした事例は滅多にない」とのこと。 妻が多排卵（普通は一周期に一個の排卵）かつ相前後して夫を含む三人の男性と関係を持ち、すべて受精しなければならないため、確率的には「100万分の1程度しかない」（医師の話）という。
一般的に、双子のDNA親子鑑定では、どちらか一方と検査する場合が多いのですが、 2卵性の双子の場合は別々にDNA検査を受けた方がよいと考えられます。
当社には、各国からDNA鑑定を目的として来日・来社いただき検査する方も多くいます。
それは、国際司法上で認められる日本品質のＤＮＡ鑑定を発行し司法上採用され、
実績のあるDNA検査機関だからです。
スタッフは、日本語と英語をメインとして多言語の研究者も在籍していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
